2007 年
9 月
17 日
カテゴリ:活動報告
上勝町は「葉っぱビジネス」だけじゃない
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徳島で川の全国シンポジウムが開かれました。8月のお盆、阿波踊りとぶつかるとんでもない時期に、「川を流域住民(あなた)が取りもどす」ために開催したものです。2日間のシンポジウムもすばらしかったのですが、その後に参加した上勝町ツアーは、これまた充実したものでした。 徳島市からクルマで約1時間、上勝町は山あいにあります。人口約2000人、高齢化率は47%を超えています。町の面積の8割以上は森林で、まずは町長の案内で森の中に入りました。舗装道路のすぐ近くなのに、間伐した木がいたるところに切り捨てにされています。また、一昨年の台風で倒れた木が放置されているところもあります。林業が経済的に立ち行かなくなっているため、森林の荒廃が進んでいるのです。わたしたちが見た森は、それでも下草が刈られ、枝打ちもされて手入れされているところでした。1960年頃から国策によってスギやヒノキの造林が進められました。棚田だったところも植林され、石垣が森の中に残っています。ところが、外国産の木材に押されて、日本の林業はどんどん衰退し、山が荒れていきます。山林は、わたしたちの水の源であり、利水上も治水上も重要な役割を果たします。川を育み海の漁場を豊かにします。都市に住む人もどれだけ山林の恩恵にあずかっているかわかりません。町長は、このままでは日本中が荒廃してしまうと危機感を語りました。 その後もゼロ・ウェイスト(浪費、無駄をなくす)で2020年にはごみをゼロにしようと35分別をしていること、間伐材のペレットを燃料にしたボイラーを使っているなど、環境施策について話を聞くことができました。また、テレビでも取り上げられて有名になった「彩(いろどり)事業(葉っぱビジネス)」について、この事業を生み出した横石さんから話を聞きました。このツアーを企画したシンポジウム実行委員会メンバーは、「環境と経済の好循環を実践」と、ツアーのコンセプトを述べています。町長の自治をすすめる姿勢や国に対してしくみをつくれと提案することなど、共感することも多く、とにかく話題満載、情報てんこ盛りの上勝町でした。
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